近年、ペットの需要が高まり、賃貸物件にお住まいの方でもペットを飼われている方が増えています。
しかし、ペット可の賃貸は物件数が少なく、なかなか希望に合うお部屋が見つからないのが現状です。
そのような状況でトラブルになりやすいのが、ペットが禁止されている賃貸物件での無断飼育
です。
実際に無断飼育が発覚してしまったら、一体どうなるのでしょうか?
本記事では、ペット禁止の賃貸でペットを飼った場合に発生する違約金や原状回復費の相場
、ペット可賃貸を探すポイントについてご紹介します。
例えば、家賃8万円の賃貸物件の場合、約8万円〜24万円ほどの違約金が発生する想定です。
また、ペット相談可やペット共生型の物件も含めて探してみましょう。
また、契約違反として違約金を支払う可能性もあります。
ペット禁止の契約である以上、今後の飼育には貸主や管理会社の許可が必要 です。
東京・首都圏でペット可賃貸を探す場合は、ペット可物件に詳しい不動産会社へ相談するのがおすすめです!
ペット禁止の賃貸で飼育が
発覚したらどうなる?
賃貸物件のなかには、ペットの飼育を禁止している物件が多くあります。
そのような物件で、ペットを無断で飼育すると契約違反にあたります。
無断飼育が発覚した場合、契約書の内容に沿って対応が進むケースが多いです。
まずは、発覚後に確認されることが多い内容を押さえておきましょう。
- 契約書にペット禁止や違約金の記載があるか
- 壁紙や床に傷がついていないか
- ペット特有のにおいが残っていないか
- 鳴き声やにおいについて近隣から相談が入っていないか
本章では、ペットの無断飼育をした際に、どのような措置が取られるのか詳しく説明します。
賃貸契約書の内容によって対応が異なる
ペット禁止の賃貸で、ペットを無断で飼っていた場合、発覚すると法的・金銭的なリスクが発生します。
この際、確認したいのが、ペット飼育に関する契約上の決まりです。
契約書に「ペットの飼育禁止
」や「違約金の支払い、即時退去
」などが明記されていれば、入居者は原則としてその内容に従う義務があります。
特に、強制退去が明記されていれば、発覚と同時に退去を求められることもあります。
また、強制退去の条項がなかったとしても、多くの場合「違約金の支払い
」に関する規定は盛り込まれており、契約違反として金銭的な責任が発生することになります。
違約金の金額は契約時に定められていることもあれば、室内の損傷やにおいなど、ペットによる影響の程度によって変動するケースもあります。
違約金と原状回復費が
請求されることが多い
違約金が発生した場合、原状回復費をセットで請求される
ケースが多いです。
原状回復費とは、賃貸物件を入居前の状態に戻すための費用です。
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、原状回復は借りた当時の状態へ完全に戻すことではないと示されています。(2026年5月21日確認)
通常の使用による損耗や経年変化は、賃料に含まれるものとして扱われる考え方です。
一方で、借主の故意・過失や、通常の使用を超える使い方による損耗は、借主負担になる場合があります。
例えば、壁紙や床のひっかき傷、ペットのにおいなど、破損・汚損をきれいにするための原状回復費に関しては、請求が発生するケースがほとんどでしょう。
ペット禁止の賃貸では、破損・汚損のチェックが厳しく、クリーニングが徹底されることが多いので、費用が高額になる
リスクが高いです。
なお、ペット可の賃貸であっても、原状回復費が発生する場合があります。
ただし、ペット禁止の賃貸に比べると、審査や請求基準は緩やかな傾向があります。
貸主や管理会社には早めに相談する
ペットの無断飼育が発覚した場合、放置したり隠したりすると、貸主や管理会社との関係が悪化する
おそれがあります。
契約書でペット禁止の記載や違約金の項目を確認したら、貸主や管理会社へ早めに連絡しましょう。
相談する際は、感情的に話すのではなく、現在の状況と今後の対応について落ち着いて伝えることが大切です。伝える内容としては、以下のような項目が挙げられます。
- ペットの飼育について相談したいこと
- 室内の傷やにおいを確認してほしいこと
- 退去が必要な場合の流れを確認したいこと
- 今後の対応について案内を受けたいこと
無断飼育を続けると、退去時に費用や手続きの負担が大きくなる可能性があります。
今後もペットと暮らしたい場合は、現在の契約内容を確認した上で、貸主や管理会社と今後の対応を話し合うことが大切です。
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ペットを無断で飼育した際の
違約金相場
賃貸でペットを無断飼育した際の違約金相場は、契約内容によって差があります。
ただし、目安としては家賃1〜3か月分程度になるケースが多いでしょう。
この章では、主に以下の内容を解説します。
- 違約金は家賃1〜3か月分程度が目安
- 家賃8万円なら、8万円〜24万円程度になる場合がある
- 室内の損傷がある場合は、原状回復費が加わることもある
ペット禁止の賃貸で飼育をしていた場合、その違約金は家賃の1〜3か月分が相場
となります。
住んでいるお部屋の家賃を8万円と仮定すると、違約金を家賃3か月分支払う場合、24万円程度の費用が発生することになります。
ただし、違約金の金額はすべての物件で同じではありません。
契約書に「ペットの無断飼育が発覚した場合は家賃〇か月分を支払う
」などの記載がある場合は、その内容が基準になります。
また、前述しましたが、原状回復費も請求になるケースがほとんどですので、室内の損傷の状況によっては、さらに費用が高額になることに注意しましょう。
原状回復費用の相場については、次章で詳しくご紹介します。
貸主との信頼関係によっては
猶予がある場合も
ペット禁止の賃貸で飼育が発覚した場合、契約違反となり、即刻退去を命じられる可能性があります。
しかし、貸主との信頼関係があれば、誠実に対応することで話し合いによる解決の余地があるかもしれません。
例えば、ペットの飼育をやめて謝罪をすれば、強制的な退去を免れる可能性がありますが、その場合、一緒に暮らしていたペットを手放すことになってしまいます。
そうなれば、引き取り先や里親をすぐに見つける必要があるでしょう。
一方で、違約金を支払えば、そのままペットを飼い続けられるわけではありません。
ペット禁止の契約である以上、今後の飼育については貸主や管理会社の許可が必要
です。
ペットとこれからも一緒に暮らしたい場合は、ペット可の賃貸へ移ることも候補に入れましょう。
ペット可の賃貸物件を
選ぶ際の注意点
ペット禁止の賃貸でペットを飼っていた場合、破損・汚損などの状態によって、原状回復費を請求される場合があります。
本章では、修繕費用の相場について、ケースごとに詳しくご紹介します。
原状回復費は、主に以下のような箇所で発生する場合があります。
- 壁紙や床の傷
- 畳や柱の汚損
- ペット特有のにおい
- 排泄物によるしみ
原状回復費用は損傷レベルと物件によって加算される
ペットによる破損・汚損がある場合、その程度や部屋の広さ、素材のグレードなどによって、修繕費用は変動します。
以下は主な修繕項目ごとの費用相場です。
壁紙(クロス)の張り替え
爪による引っかき傷やマーキング、排泄による汚れが主な原因
- 相場:1㎡あたり750〜1,500円程度
- 6畳:約4〜6.5万円
- 8畳:約4.5〜7.5万円
- 洗面所・キッチン:各4万円前後
- トイレ:1〜3万円
畳の修繕(和室)
爪や排泄による汚損・劣化が主な原因
・相場:1畳あたり4,000〜4万円
(素材により差が大きい)
※6畳をすべて新調する場合では最低2万4,000〜最高で24万円ほどかかります。
柱の補修・交換
猫の爪とぎ、犬のかじり跡などが主な原因
・新品交換:5〜10万円程度
・部分補修:1〜6万円程度
ペット特有の消臭対応
排泄物のしみ込みや体臭の定着が主な原因
・6畳:1〜1万5,000円
・8畳:2〜3万円
・8〜15畳:4〜6万円
※専門業者による消臭作業が必要なことがあります。それでもにおいが完全に取れない場合は壁紙・床材の全面張り替えが必要になり、40万円前後の費用が発生することも。
退去時はどのような流れで請求される?
ペットの無断飼育が発覚した状態で退去する場合、退去時の室内チェックで傷やにおいを細かく見られる可能性があります。
請求までの流れは物件や管理会社によって異なりますが、一般的には以下のように進みます。
- 管理会社や貸主へ退去の連絡をする
- 退去立ち会いで室内の状態を確認する
- 壁紙・床・畳・柱・においなどを確認する
- 修繕や消臭にかかる見積もりが出る
- 敷金との相殺、または追加請求が行われる
ペットによる傷やにおいが広い範囲に残っていると、敷金だけでは足りず、追加で費用を求められる
場合があります。
そのため、退去前に自己流で修繕するよりも、まずは管理会社へ室内の状態を伝えた上で、今後の進め方を確認することが大切です。
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ペット可の賃貸を探す
3つのポイント
安心してペットと暮らすためには、きちんとペットの飼育が認められている賃貸物件を選びましょう。
本章では、ペット可の賃貸を探すポイントを3つご紹介します。
ペット可の賃貸を探す際は、以下の点を押さえておくと良いでしょう。
- ペット可物件に強い不動産会社へ相談する
- 「ペット可」「ペット共生型」「ペット相談可」の違いを知っておく
- 退去時の原状回復リスクに備えておく
ペット可の賃貸に特化した
不動産会社を利用する
ペット可の賃貸は、通常の賃貸に比べて物件数が少なく、相場も把握しにくいため、お部屋探しに時間がかかることがあります。
そんなときは、ペット可の賃貸に特化した不動産会社
を活用するのがおすすめです。
ペットの種類や頭数、家賃、エリアなどを伝えたうえで相談すれば、条件に合うお部屋を紹介してもらえる可能性があります。
不動産会社のSNSでペット可物件を探す
ペット可の賃貸物件を探す際は、InstagramやTikTokで実際の物件情報を確認するのもおすすめです。
写真や動画で室内の広さ、床の素材、収納、周辺環境などを確認できるため、ペットとの暮らしをイメージしながら物件を見られます。
部屋まるペットでも、ペット可物件の情報をSNSで発信
しています。
気になる物件があれば、募集が終了する前に早めにお問い合わせください!
@heyamaru_jonan73
ペットと暮らせる賃貸物件の種類を理解する
ペットと暮らせる賃貸物件は「ペット可物件」「ペット共生型物件」「ペット相談可物件」という3つの種類に分かれています。
それぞれの違いは、以下のとおりです。
- ペット可物件:ペットの飼育が認められている
- ペット共生型物件:ペットとの暮らしを前提のため設備が整っている
- ペット相談可物件:ペットの種類や頭数を管理会社に相談し、許可が下りれば飼育できる
ペット可物件
は、イメージしやすい形であり、ペットの飼育が認められている通常の賃貸物件を指します。
一方、ペット共生型物件
は、ペットと暮らすことを前提として設計された物件のため、
散歩後に足を洗える水道など、ペットとの暮らしを快適にする設備が整えられていることが多いです。
また、ペット相談可物件
は、入居前に大家さんや管理会社に飼育したいペットの種類や数を相談し、許可をもらったうえでペットと入居する物件です。
お部屋を探す際は、これらの言葉を目にする機会も多いため、この3種類の違いを理解しておくことで、希望に合うお部屋を探す際の目安になります。
原状回復リスクに備えて保険に加入する
ペット可の賃貸でも、退去時には破損・汚損による原状回復費が発生するケースがあります。
そこで、ペットによる損傷に対応した保険に加入しておくことで、費用の負担を軽減できる場合があります。
通常の火災保険だとペットによる損傷は対象外となるため、「ペット対応型の特約保険
」や「家財保険
」などを事前に確認しておくのがポイントです。
また、無断飼育のまま住み続けると、違約金や退去時の費用が大きな負担
になる場合があります。
ペットとこれからも一緒に暮らしたい方は、飼育が認められている賃貸物件へ移ることも考えてみましょう。
部屋まるペットでは、東京・首都圏のペット可賃貸をご紹介しておりますので、ペットとの暮らしを続けたい方もお気軽にご相談ください!
まとめ
ペットを無断飼育していた場合、違約金と原状回復費がセットで請求されることが一般的です。 違約金は家賃1〜3か月分が相場 となっており、20万円以上のお金が必要になるケースも十分に考えられます。
また、原状回復費も高額になるケースが多く、壁紙やフローリング、畳などを修繕するために数十万円が請求される可能性があります。
引っ越しの費用や次の物件の契約費用などでもお金が必要になるため、金銭的にも精神的にも負担がかかってしまいます。
そのため、ペットと一緒に暮らしたいとお考えであれば、必ず飼育が認められたお部屋を探すことが重要です。
自分で探してもなかなか見つからない場合は、ペット可の賃貸物件に詳しい不動産会社へ相談するのがおすすめです!
私たち「部屋まるペット」では、ペット可・相談可物件を多数保有しており、 経験豊富な担当者が、ペットの種類・予算・希望条件を丁寧にヒアリングして、 あなたにぴったりの物件をお探しします。ぜひお気軽にご相談ください!




