

大学生が一人暮らしをする際にかかる費用はいくらかご存知でしょうか?
大学進学を機に一人暮らしを始める方は多くいらっしゃいます。
しかし、初めての一人暮らしだと、初期費用はいくらかかるのか、生活費はどれくらいになるのか、なかなかイメージが掴めないかと思います。また、これから一人暮らしをするうえで、かかる費用はなるべく抑えたいですよね。
そこで今回の記事では、大学生の一人暮らしの初期費用・生活費、その内訳と抑え方について詳しく解説いたします。
一人暮らしにかかる初期費用
一人暮らしをする際にかかる初期費用は、「賃貸借契約費用」「引っ越し費用」「家具・家電の購入費用」と、3つの項目に大別できます。
借りるお部屋の家賃や引っ越す距離にもよりますが、これらの費用合計は約50万円と考えておくと良いでしょう。
本章では、それぞれの項目についてご紹介していきます。
賃貸借契約費用
賃貸借契約費用とは、賃貸物件を契約する際にかかる費用のことです。敷金や礼金、前家賃や保険料、仲介手数料などを払う必要があります。
一般的に、敷金・礼金・仲介手数料などは、家賃の1か月分と定められていることが多いです。
しかし、物件によって支払い条件や額が異なり、礼金が無かったり、敷金が家賃の2倍かかる場合もあります。そのため契約前にしっかり条件を確認し、自分の予算に合う物件を選ぶことがおすすめです。
また、賃貸借契約費用は、家賃のおよそ4〜5か月分と想定しておきましょう。
引っ越し費用
引っ越し費用に関しては、依頼する業者・荷物の量・移動距離・時期・エリアによって大きく異なります。そのため相場は幅広く、約3万円〜10万円となっています。
とくに、引っ越しシーズンである3〜4月に引っ越しを行うとなると、料金が10万円以上かかることもあります。
引っ越す距離が長距離になればなるほど金額も高くなるため、不安な方は事前に見積もりをしておくことがおすすめです。引っ越し料金を少しでも抑えたい場合は、荷物はできるだけ整理しておくと良いでしょう。
また、初めての一人暮らしだと、大型家具や家電は新しく購入する方が多いため、宅急便や自家用車での運搬で引っ越しが完了することがあります。
その場合は、引っ越し業者に依頼せずに済むので、費用を抑えることができますよ。
家具・家電の購入費用
一人暮らしに必要な家具や家電にかかる費用はそれぞれのメーカーによる価格の違い、どのくらい揃えるかによって変わってきます。
費用相場は、約10〜15万円とされていますが、家具や家電メーカーにこだわりがあったり、生活に娯楽や利便性を加えるための家電などを揃えたい方は、高めに見積もっておくと良いでしょう。
一般的に一人暮らしで最低限必要とされる家具や家電は、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、ベッド、机、照明、その他カーテンや寝具などです。
人によって必要な家具や家電が異なってくるため、それぞれ自分の生活に合ったものを揃えられるように準備しておきましょう。
また、なるべく費用を抑えたい方は、家電量販店などで行われる「新生活応援セット」がおすすめです。冷蔵庫や洗濯機などの家電をお得な価格でセット購入することができます。
店舗によってセット販売が行われるか否かが異なるため、足を運ぶ前に確認するのがおすすめです。
初期費用について詳しく見る▼
東京で一人暮らしをする際の初期費用はいくら?その内訳と抑えるコツをご紹介
一人暮らしをする
大学生の生活費
全国大学生活協同組合連合会による「第59回学生生活実態調査 概要報告」(2023年)では、
一人暮らしをする大学生の1か月の支出は、127,500円となっています。
自宅から大学に通っている大学生は64,340円となっていることから、一人暮らしだと約2倍の支出があることがわかります。
本章では、この調査の概要報告を基に、生活費の内訳について詳しく見ていきましょう。
住居費
一般的に、生活費のなかで最も高額になるのは家賃とされています。調査によると、一人暮らしをする大学生の住居費(家賃)は、54,130円となっています。
しかし家賃に関しては、立地や物件の条件によって変わります。たとえば、物件の条件がほとんど同じでも、その立地が東京なのか、地方都市なのかによって家賃は変動します。
また、比較的家賃が高いとされる東京や京都、大阪などでも、物件に多くの条件を求めない場合は、一人暮らし向けの間取りだと低めの家賃でお部屋を借りることもできます。
それぞれのこだわりや金銭事情を踏まえた上で、自分が納得できる物件選びをしましょう。
なお、東京・首都圏の家賃でお困りの方は弊社にご相談ください。
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食費
大学生の一人暮らしでかかる食費は、25,880円となっています。しかし、これも人によってかなり変わってきます。
大学生の一人暮らしとなると、実家からの仕送りがあったり、飲食のアルバイトでのまかないなどを利用して食費が安くなる場合もあります。
一方で、外食をしたりおかずやお弁当を購入したりする頻度が高ければ高いほど、食費もその分かかります。
そのため、食費をなるべく抑えたい方は、自炊を心がけるようにしましょう。
また、マイボトルを使用する、使い切れる量の食材を購入・冷凍するなどして食費を抑える工夫が大切です。
交通費
住んでいる場所やライフスタイルによっても異なりますが、大学生の一人暮らしでの交通費は4,330円となっています。
大学まで徒歩で通える方は、通学のための交通費はかかりません。また、大学と自宅に少し距離があり、電車やバスなどを利用する場合は定期券があると便利です。
しかし、定期券を持っていない場合、アルバイトや遊びに行く際は交通費がかさむ可能性が高いです。
毎月の交通費に関しては、意外と多くの費用がかかるため、しっかりと自分で把握しておきましょう。
教養娯楽費
大学の友人と遊んだり、出かけたりする際にも費用がかかります。これも人によってさまざまです。調査によると、教養娯楽費は12,840円となっています。
また、大学でサークルに入る場合、そのサークルの活動内容によっては多くの費用がかかる可能性があります。
専用の機材などが必要であったり、合宿が行われる頻度が高いサークルに入ると、普段の生活や長期休みの期間などで出費がかさみやすくなります。
大学生活の間で、自分のやりたいことに挑戦するためにも、それにかかる費用なども早めに考えておきましょう。
書籍・勉学費
大学での教材費は授業料とは別途のところが多いです。そのため、学期始めには新しい教材をそろえるための費用がかかります。
この費用は学部や学科によってかなり変わってきますが、調査では2,760円となっています。
とくに、言語の授業を取っている外国語系の学部の学生などは、教科書を海外から取り寄せていることがあり、その分一つひとつの教材の価格が関税分で高くなる傾向にあります。
また理系の学部では、教材費の他に白衣などの実験で使う道具を、一部自分で購入するところもあります。
自分の進む学部・学科が決まった場合は、なるべく早めに教材費や授業で使用するものの費用を計算しておきましょう。
通話通信料
通話通信料とは、スマートフォンやインターネットの回線にかかる費用のことです。スマートフォンにかかる費用は、大学生だと実家で払ってもらう方も多いです。
また、インターネット回線に関しては、学生用のマンションでは無料で利用できる物件も多く、ルーターさえ用意してしまえば、毎月かからない可能性も高いです。
近年は、大学でリモートの授業が開講されていたり、就活でのオンラインの説明会なども開かれていたりします。
このことからも、インターネット回線は大学生にとって必要不可欠なものであると言えるでしょう。大学が始まる前に使用できるよう、しっかりと準備しておきましょう。
その他
その他の費用としては2,290円、貯金・繰越は14,740円となっています。
また、大学生の一人暮らしに限らずですが、想定外の出費が起こる場合があります。そのためにも、月々の生活で余った分を貯金に回すのが良いでしょう。
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収入の内訳と費用を抑える方法
大学生の一人暮らしでは、収入源が限られています。そのため、支出はなるべく抑えたいですよね。本章では、生活費を抑えるポイントを解説していきます。
一人暮らしをしている大学生の収入内訳
2023年度の一人暮らしをしている大学生の収入は以下の通りです。
収入 | 2023年 |
---|---|
小遣い仕送り | 70,120 円 |
奨学金 | 19,660 円 |
アルバイト | 36,110 円 |
定職 | 420 円 |
その他 | 2,940 円 |
収入合計 | 129,240 円 |
参考:全国大学生活協同組合連合会「第59回学生生活実態調査 概要報告」
一人暮らしする大学生の収入で額が多いのは小遣い仕送りとなっています。
しかし、仕送り額は年々減少傾向にあり、アルバイトを増やしたり節約してやりくりをしたりする必要があります。また、家庭により仕送りが難しい場合は、より工夫が必要でしょう。
とはいえ、アルバイトを優先して授業に出られないというのは避けたいところです。学業を優先し、支出と収入のバランスを考えて生活費を抑えることが重要です。
初期費用を抑える
引っ越す際の初期費用を抑えることで、一人暮らしにかかる最初の出費を削減できます。
まず、敷金や礼金のない物件を選ぶのがひとつの手段です。
物件によっては敷金が多くかかってしまうところもあるため、初期費用を抑えたい方はこれを基準として物件探しを行うのもおすすめです。
また、フリーレント物件という契約開始から一定期間は家賃が無料という物件もあります。
これは貸主が空室期間を減らすのを目的としたサービスのため、入居してすぐの引っ越しは違約金が発生してしまうことが多いのですが、すぐに退去する予定がない方にとってはメリットが大きいと言えるでしょう。
さらに、先述しましたが、引っ越しの際に業者に依頼せず、車を借りて引っ越しを行うことで費用を抑えることが可能です。
自分で運転したり、親や兄弟、友人に頼むことで、業者に頼まずとも自分たちで引っ越しを行うことができます。ちなみにレンタカーの場合、ワンボックスのタイプを24時間借りるのに約15,000円〜20,000円かかります。
また、家具や家電を初めからすべて揃えずに徐々に揃えることで初期費用を抑えることもできます。
生活に最低限必要なものだけを始めに揃えてから、後から必要であれば購入するという方法は、初めての一人暮らしをする大学生におすすめです。
家賃を抑える
毎月の生活費として大部分を占めているのが家賃です。
そのため、家賃がなるべく安い物件を選ぶことで、普段の生活にかかる費用を大幅に抑えることが可能です。
また、賃貸借契約費用の敷金・礼金なども、家賃を基に定められていることが一般的ですので、家賃を抑えると初期費用を抑えることにも繋がります。
しかし、それぞれの希望に合う条件のお部屋を、家賃を抑えて探すのはなかなか大変です。
そこで、お部屋探しは「部屋まる。」にお任せください。
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まとめ
本記事では、大学生で一人暮らしを始める際の初期費用や生活費について、その内訳や費用の抑えるポイントをご紹介しました。
まとまった費用が必要な初期費用や、日々の暮らしにかかる生活費など、想定できる支出を事前に確認して支出と収入のバランスを考えることが大切です。
支出のなかで、高額になりやすいのは家賃です。家賃を抑えることで、初期費用・生活費共に節約することができます。ご自身に合ったお部屋を探して、楽しい大学生活を始めましょう!
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