
上京が決まり、東京で一人暮らしの賃貸を探し始めたものの、「どのエリアに住めばいいの?」と迷ってしまう方は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、一人暮らしの賃貸の選び方は、物件より先にエリアを絞ると整理しやすくなります。
これは、エリアが決まると家賃相場・通学通勤の負担・街の雰囲気を同じ土台で比べられ、条件の優先順位がつけやすくなるためです。
まずは、家賃の上限は「手取りの約3割」を目安にしつつ、通勤・通学で許容できる時間と生活スタイル(家にいる時間帯など)をセットで考えると、候補がまとまりやすいでしょう。
この記事では、上京する若い世代の方に向けて、東京での一人暮らしをより安心してスタートするために、エリア選びの判断軸をわかりやすく整理していきます。
一人暮らしで失敗しない
賃貸の選び方5選!

上京して初めて賃貸を探すときは、まず住みたいエリアをある程度しぼると進めやすくなります!
エリアが決まると家賃相場・通いやすさ・街の雰囲気がセットで見えてきて、一人暮らしの賃貸の選び方がぐっと整理しやすくなるでしょう。
① 東京23区の家賃相場
以下の表は、HOME’Sが公開しているデータをもとに、東京都23区における「ワンルーム・1K・1DK(主に一人暮らし向け)」賃貸の平均家賃相場を区ごとに比較したものです。(2026年1月24日参照)
※東京23区の家賃相場は区ごとに差が大きいので、まず全体の傾向をつかめるように、本記事では上位5区と下位5区のみを抜粋しています。
| 順位 | 区 | 家賃相場 |
|---|---|---|
| 1位 | 港区 | 15.76万円 |
| 2位 | 千代田区 | 15.23万円 |
| 3位 | 渋谷区 | 15.13万円 |
| 4位 | 中央区 | 14.26万円 |
| 5位 | 目黒区 | 13.43万円 |
| 19位 | 板橋区 | 9.72万円 |
| 20位 | 練馬区 | 8.82万円 |
| 21位 | 足立区 | 8.59万円 |
| 22位 | 江戸川区 | 8.47万円 |
| 23位 | 葛飾区 | 8.38万円 |
上位と下位を比べると、港区(15.67万円)と江戸川区(8.17万円)では、月7万円以上の開きが出ています。
このことから、東京の家賃は都心に近いほど高くなりやすい一方で、少し離れたエリアほど抑えめになりやすい傾向があると言えるでしょう。
一人暮らしで賃貸物件を選ぶ際は、エリアを少しずらして探してみるのも選択肢の一つです!
②通勤時間や混雑率は日々の
疲れやすさに直結する
通学・通勤は、「片道◯分以内」だけでなく、乗り換え回数や駅から家までの距離も含めて、無理なく通い続けられそうかを考えるのが大切です。
東京では、同じ所要時間でも電車の混み具合によって通学・通勤の負担感(疲れやすさ)の感じ方が変わることがあります。
国土交通省(列車混雑率調査)によると、令和6年度の東京圏の平均混雑率は139%とされています。
もし混雑が不安な場合は、通勤・通学の時間帯を少しずらす、始発寄りの駅を検討する、乗り換えが少ないルートを優先するなどの対策もおすすめです。(2026年1月24日参照)
③ 周辺施設は「生活動線」でチェックする
一人暮らしは、家にいる時間だけでなく家の外の動きやすさも大切です。
駅から自宅までの帰り道をイメージしながら、生活に必要な施設が揃っているかを確認しておくと良いでしょう。
たとえば、スーパー・コンビニ・ドラッグストアが帰宅ルート上にあると、買い物の負担を減らすことができます。
また、体調を崩したときに備えて、近くのクリニックや夜間に受診しやすい医療機関の位置も把握しておくと、より心強いです。
④ 昼夜でエリアの雰囲気が変わるか
チェックしよう
東京は賑やかなイメージが強いものの、同じ街でも時間帯によって雰囲気が変わることがあります。
そのため、住みたいエリアの「昼」と「夜」の姿両方を事前に調査し、安心して暮らせそうかを考えておくと安心です。
ここで大切なのが、自分が家にいる時間帯のイメージになります。
たとえば夜に自宅で過ごす時間が長い方は、帰り道の明るさや人通り、駅から自宅までの道の見通しなども確認しておくと、安心感につながりやすいでしょう。
一方で、昼に在宅することが多い方であれば、昼間の騒がしさや周辺の音の出方もチェックポイントになります。
⑤ 治安と災害リスクは
事前の情報収集が大切
治安は、雰囲気だけで判断すると感じ方に差が出やすいため、客観的な情報もあわせて確認するのがおすすめです。
警視庁の事件事故発生マップ(犯罪情報マップ)では、犯罪情報などを地図上で確認できると案内されています。(2026年1月24日参照)
そのため、「駅の周辺はどうか」「夜に通りそうな道はどこか」といった生活目線で見ておくと、納得感を持ってエリアを選びやすくなるでしょう。
また、安心して暮らすためには、災害リスクも一緒に確認しておくと心強いです。
国土交通省のハザードマップポータルサイトでは、身の回りでどのような災害が起こりうるか調べられるとされています。(2026年1月24日参照)
東京都の防災サイトでも、ハザードマップの確認方法が案内されていますので、候補エリアが決まった段階でチェックしておくと安心につながります。
東京での一人暮らしは、家賃・アクセス・生活動線・昼夜の雰囲気・治安と災害の5つで整理すると、エリアを選びやすくなります。
すべてを完璧にそろえるよりも、「ここは大事」「ここは譲れる」を先に決めておくほうが、結果として魅力のある部屋に出会いやすいと言えるでしょう!
東京の賃貸選びは手取りと
エリアがポイント

前章で5つの判断軸を整理しましたが、いきなり「ここ!」と一つに決めるのは難しいですよね。そこでこの章では、東京で一人暮らしをする際の賃貸の選び方について解説します。
予算は「家賃+初期費用」で考える
まずは、賃貸選びの土台になる「お金」と「移動」の上限を決めていきます。
家賃は手取りの3分の1を目安にする考え方がよく紹介されるため、最初は「手取りの約3割くらいまで」を一つの基準に置きつつ、生活費とのバランスで微調整すると整理しやすいでしょう。
SMBCカードによると、給与明細の「月給(額面)」から税金や社会保険料などが差し引かれた手取りは、一般的に額面の75%〜85%程度が目安とされています。(2026年1月26日参照)
本記事では、月給(額面)から手取り目安(75%〜85%)を算出し、家賃目安を「手取り×33%」で表にまとめました。
| 月給(額面) | 手取り目安(75%〜85%) | 家賃目安(手取り×33%) |
|---|---|---|
| 18万円 | 13.5 〜15.3万円 | 4.5〜5.0万円 |
| 20万円 | 15.0 〜17.0万円 | 5.0〜5.6万円 |
| 22万円 | 16.5 〜18.7万円 | 5.4〜6.2万円 |
| 24万円 | 18.0 〜20.4万円 | 5.9〜6.7万円 |
| 26万円 | 19.5 〜22.1万円 | 6.4〜7.3万円 |
| 28万円 | 21.0 〜23.8万円 | 6.9〜7.9万円 |
| 30万円 | 22.5 〜25.5万円 | 7.4〜8.4万円 |
上限の目安」を数字で持っておくと、エリアや条件を比較するときにブレにくくなるはずです。
また、SUUMOによると、賃貸の初期費用は家賃の約4.5〜5カ月分が目安とされています。(2026年1月24日参照)
たとえば家賃7万円なら約31.5〜35万円ほどを想定しておくと、資金計画が立てやすいでしょう。
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路線→駅→街の順で決め、
候補を増やしすぎないのがコツ
数字の上限が決まったら、次は候補エリアを作っていきます。
このときは「街を先に決める」よりも、路線→駅→街の順で落としていくとスムーズです。
というのも、通学・通勤は毎日のことなので、沿線が決まるだけで候補が一気に整理しやすいからです。
ここまで判断軸を整理できると、「なんとなく良さそう」で選ぶよりも、暮らしのイメージに沿ってエリアを検討しやすくなります。
また、すべての条件を満たす街を探すよりも、「生活が続けやすい条件」を優先して候補を2〜3つに整えるほうが、結果として納得感につながりやすいでしょう。
迷った場合は、通学・通勤の負担と、夜の帰宅時の安心感に立ち返って考えると、判断がまとまりやすくなります。
まとめ
東京で一人暮らしを始める際は、物件数が多いぶん、最初は迷いやすいものです。
しかし、賃貸の選び方として先に「街(エリア)」を絞ると、家賃相場や通学・通勤、街の雰囲気を整理しながら検討しやすくなります。
家賃は手取りの約3分の1を目安にしつつ、初期費用(家賃の4.5〜5カ月分目安)も含めて無理のない範囲を見積もることが大切でしょう。
エリアは家賃・アクセスと徒歩・混雑・生活動線・昼夜の雰囲気・治安と災害の軸で比べ、最後は候補を2〜3つに絞ると、納得感のある選択につながりやすくなります。
もし「予算内で候補が出ない」「下見ができず不安」「条件の優先順位が決めきれない」と感じたら、相談しながら整理するのも一つの方法です。
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