

ペットを賃貸物件で飼育する際には、「騒音」「臭い」「室内の傷」「汚れ」など、さまざまな注意点があり、ペットの飼育が可能な賃貸物件はどうしても限られてしまいます。
そのため、ペット可の賃貸物件をお探しの方は「なかなか見つからない。」とお悩みの方は少なくないかと思います。
そこで今回は、ペット可の賃貸物件の探し方に加えて、ペット可の賃貸物件を探す際におすすめの不動産会社の特徴、探す際の注意点についても解説します。
ペット可の賃貸物件をお探しの方は、ぜひご参考になさってください!
ペット可の賃貸物件の探し方
ペットと一緒に暮らせる賃貸物件がなかなか見つからないという悩みが一定数ある原因は、そもそも賃貸物件の数が少ない点が挙げられます。
ペット可の賃貸物件の数には地域差がありますが、東京都全体で見ると物件数の割合はわずか12〜15%程度ですので、お部屋探しに苦戦される方が少なくないのが現状です。
そこで、ペット可の賃貸物件を探す際に、ぜひおさえておいていただきたいポイントを4点解説します。
家賃上限を高めに見積もる
ペット可の賃貸物件は、原状回復を見越して、敷金を1.5か月分や2か月分で設定していることが多く、通常の賃貸物件と比較して家賃が高い傾向にあります。
もちろん、すべての賃貸物件の家賃が高いという訳ではありませんが、ペット不可の賃貸物件の家賃相場を基準にお部屋探しの条件を設定してしまうと、なかなか理想の賃貸物件が見つからない可能性が高いです。
なので、ペット可の賃貸物件をお探しの際には、家賃の条件を一度ゆるくしてみるのがおすすめです。
具体的には、上限を設けずにさまざまな賃貸物件を調べ、どの価格帯にどんなペット可の賃貸物件があるのかを把握し、間取りや設備条件などをしぼっていく流れで調べるのが良いでしょう。
なお、弊社では他にも記事を執筆しており、種類別にペット可賃貸の費用を紹介している記事もありますので、よろしかったらご一読ください!
▶︎ ペット可賃貸は高いって本当?種類や費用の特徴を解説
「ペット可」以外の条件を見直す
ペット可の賃貸物件を探す際に、余裕を持って家賃を設定することをおすすめしましたが、家賃以外にも間取りや駅との距離などの条件について見直すこともポイントです。
どのような条件だとどの程度の賃貸物件があるのか全体像を掴み、その上で優先順位の高いものから条件を追加していくのが良いでしょう。
場合によっては駅から離れた場所の方がペットと遊べる公園やお散歩コースが豊富なことがあるので、ペットと一緒に暮らせる環境を想定した条件設定がポイントになります。
ペット可の賃貸物件の種類を把握する
ペットと一緒に暮らせる賃貸物件にはペット可賃貸、ペット共生型賃貸、ペット相談可賃貸の3種類があります。
最も基本的なスタイルであるペット可賃貸をお探しの方は多いですが、場合によってはペット共生型賃貸やペット相談可賃貸のほうが希望の条件に合致している可能性があります。
3種類それぞれの特徴を解説するので、ぜひご自身の希望条件と見比べてみてください。
ペット可賃貸
ペット可賃貸とは、その名の通り、大家さんがペットの飼育を認めている賃貸物件を指します。
具体的な頭数や飼育可能なペットの種類は賃貸物件によって異なりますが、大型犬や猫なども飼育できるケースが比較的多いです。
ペット可賃貸はペットを飼っている住人の割合がとても高く、最も基本的なペットと一緒に暮らせる賃貸物件と考えておいて良いでしょう。
ペット共生型賃貸
ペット共生型賃貸は、ペットと暮らすことを前提に設計された賃貸物件で「ペット同居型賃貸」と呼ばれることもあります。
散歩帰りの足や体についた泥を落とすことができるスペースや、リードをかけておけるフックなど、ペットと入居者が快適に暮らせる設備が備わっています。
また、共有スペースのみではなく、各部屋の間取りなどもペットとの暮らしを想定して作られているのです。
なお、ペットと快適に暮らしたい方から人気の高い形式になりますが、他の形式と比べると家賃が高いといった点は事前に把握しておきましょう。
ペット相談可賃貸
ペット相談可賃貸とは、大家さんと相談することで、ペットの飼育ができる賃貸物件のことを指します。
ペットの種類や頭数などによって飼育が認められるか変わるため、必ず飼育できるわけではありませんが小型犬などは許可が降りる可能性が高いです。
近年では、なかなか借り手が見つからない空き家を後からペット相談可賃貸に変えるケースが多く、ペット可の賃貸物件を探している方のなかで注目が高まっています。
しかし、ペット相談可の賃貸物件には、ペットを飼っていない住人がいる可能性も高いので、大家さんとの交渉だけでなく、近隣の住人とのトラブル防止にも配慮が必要な点は覚えておきましょう。
大家さんに交渉・相談する
上記3つのポイントを踏まえてもなかなかペットの飼育ができる賃貸物件が見つからない時は、不動産会社や大家さんと賃貸借契約を結ぶ前に交渉してみる方法があります。
先述したペット相談可賃貸のように、元々はペットの飼育が認められていない賃貸物件でも相談すれば許可がおりるケースがあります。
もちろん必ず許可がおりる保証はありませんが、以前ペット可になっていた賃貸物件や長期間空き家になっている賃貸物件は許してもらえる可能性が高いので、確認してみることをおすすめします。
ペットを飼育できる賃貸物件探しでお困りなら弊社へご相談ください!
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ペット可の賃貸物件を
探すときにおすすめの
不動産会社
ペットと一緒に暮らせる賃貸物件がなかなか見つからないとお困りの方は、現在相談している不動産会社とは別の不動産会社を利用するのも一つの方法です。
弊社へご相談いただければ、さまざまな観点からお客様にあったペットの飼育が可能な賃貸物件の提案が可能ですので、まずはお気軽にお問い合わせください!
取扱物件数が多い不動産会社
取り扱っている賃貸物件数が多い不動産会社は、ペット可の賃貸物件を探す際におすすめです。
当然のことではありますが、取扱物件数の多い不動産会社に相談することで、選択肢を増やせる可能性が高いです。
なお、住みたいエリアが明確に決まっているのであれば、その地域に特化した不動産会社を利用するのが良いでしょう。
ペット可の賃貸物件に特化した不動産会社
近年は、高まるペット可の賃貸物件への需要に応え、ペットと暮らせる賃貸物件に特化した不動産会社も人気を集めています。
ペット可の賃貸物件専門なので担当スタッフも細やかなポイントを熟知しており、お部屋選びの際にペットの種類や頭数に合わせたチェックポイントを教えてもらうことができます。
豊富な選択肢を比べながら、ご自身の状況に最適なお部屋を見つけやすいといえるでしょう。
「ペットと一緒に暮らしたいけれどできれば家賃は低く抑えたい」とお考えの方は、ぜひ部屋まるペットにご相談ください。
部屋まるペットは家賃6万円以下のペット可賃貸物件に特化したお部屋探しサービスです。
ご紹介できるペット可賃貸の物件数が豊富なのはもちろんのこと、高価になりがちなペット可賃貸の中でも6万円以下のものをご紹介しております。
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選ぶ際の注意点
ペット可の賃貸物件を選ぶ際には、通常の物件探しとは異なるチェックポイントがあります。
ここでは3つのポイントを解説します。
飼えるペットの種類を具体的に確認する
まずは契約書や物件情報の詳細を確認し、どの種類のペットが飼えるのかを具体的に確認することが重要です。
たとえば、犬や猫は一般的に許可されることが多いですが、小型犬は飼育できても大型犬を禁止しているケースや体重制限が設けられているケースがあります。
また、爬虫類や鳥類などのペットは許可されていないこともあります。
さらに、ペットの飼育頭数を2頭までと、数に制限がある場合もあるため、飼育予定のペットが条件に合っているかを確認しましょう。
これにより、後々のトラブルを避けることができます。
この条件は賃貸物件によって異なるので、お部屋選びの際にはしっかりと確認しておきましょう。
部屋の間取りや材質をチェックする
ペットと一緒に暮らす際には、部屋の材質や間取りも重要なポイントです。
たとえば、ワンルームのようなリビングなどから玄関までドアや仕切りがない間取りでは、ドアを開けたタイミングでペットが外に飛び出してしまう可能性があります。
加えて、スペースを使うトイレやゲージなどを置く場所が確保できるか、部屋の日当たり・風通しが良いかも考慮にいれると、ペットがより快適に過ごしやすくなります。
また、壁の材質によっては傷がつきやすかったり、傷防止のシートがうまく張り付かなかったりする可能性もあるので、内見の際などにしっかり確認しておきましょう。
周辺環境
ペット可の賃貸物件を選ぶ際、周辺環境もチェックすることが大切です。
犬を飼っている場合は、まず、近隣にペットの散歩ができる公園や緑地があるか、歩道は十分な広さがあるかなどを確認しましょう。
また、ペットフレンドリーなカフェやペットショップが近くにあれば、ペットを連れての外出がより便利で楽しいものになりますので、事前に確認しておきたいポイントです。
そのほかには、交通量も見逃せない要素です。とくに、車や自転車の往来が激しい地域では、ペットが外での事故に遭うリスクが高まります。安全に散歩ができる環境かどうか、交通の状況をしっかりと観察してください。
また、ペットが苦手とする大きな音や振動が多い地域は避けると、ペットのストレスを軽減することができます。
そして、周辺の動物病院の位置も確認しておくことをおすすめします。ペットに万が一のことがあったときに、病院が近くにあると安心ですよね。
そういった点も踏まえておくと、住んだ後の後悔もなくなるでしょう。
トラブルを理解しておく
ペットと暮らす際には、大家さんや近隣住民とのトラブルについても配慮が必要です。
入居する際に今後どのようなトラブルが起こりうるのかを想定し、ペットの種類や性格も踏まえてお部屋を選びましょう。
たとえば、ペットによって、吠えグセがあったり、部屋から勢いよく飛び出したりと注意が必要なポイントが異なります。
飛び出しグセがあるペットの場合は、高層階であれば落ちる隙間がないか、一階であれば道路までの距離が確保されているかを考慮する必要があります。
また、他の住人とぶつかってしまうとトラブルにもつながるので、人の動線も意識する必要があります。
そのほかにも、壁や床などを傷つけてしまうと退去時にハウスクリーニング代が高額になってしまうため、事前にコーティングやシートを活用した対策が必要です。
ペットにまつわるトラブルとその予防方法についてはこちらの記事をご参照ください。
▶︎ トラブルを未然回避!ペット可賃貸の探し方と住むときの注意点を紹介
まとめ
ペット可の賃貸物件は、一般的に家賃が高くなりやすいことや、そもそも物件数が少ないといったことが挙げられます。
また、ペットとの暮らしを求める人の増加に伴い、理想の賃貸物件がなかなか見つからないといったこともあるでしょう。
しかし、家賃や間取りなどの条件を広めに設定して価格帯や条件別にどのような賃貸物件が多いのか傾向を探るなど、探し方はあります。
そして、駅から遠い賃貸物件のほうが散歩しやすい可能性があるので、駅までの距離などの優先順位を低めに見積もる視点が大切です。
どうしても見つからない場合は、不動産会社を通じて相談することで、飼育を認めてもらえる可能性があるので、まずは相談してみるのも一つの方法です。
部屋まるペットはペット可の賃貸物件に特化したお部屋探しサービスですので、専門的な知見を踏まえて理想のお部屋探しをお手伝いします。
ペット可物件をお探しの方は、部屋まるペットまでご相談ください。
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