ペットが好きで、ペットと住める賃貸物件「ペット可賃貸」を探している人も多いのではないでしょうか。この記事では、そんなペット可賃貸を探している人や住もうと思っている人に向けて、ペット可賃貸の探しときや住むときの注意点についてお話ししたいと思います。
▶︎6万円以下でペットと住める物件探し「部屋まるペット」はこちらから
ペット可賃貸は、ペットと住むことができる物件です。一口にペット可賃貸と言っても様々な種類があり、ここでは大きく2つに分けて紹介します。
もともとはペットと住むことを前提として作られていない一般賃貸で、後からペット可となった物件があります。こういった物件は、アクセスの悪さや築年数の長さなどの理由で空室が発生してしまい、その空室を埋めるためにペット可とするようになった物件が多くあります。
ペット可賃貸としては比較的安いことが多いですが、アクセスや築年数が同条件の一般賃貸と比べると家賃は高い場合が多いです。
後付けでペット可となった物件に対し、もともとペットと住むことを前提として作られた賃貸物件である「ペット共生型物件」もあります。
共有スペースにお散歩帰りのペットの足洗い場やリードが設置してあったり、防音性が高い壁や床が用いられていたりなど、ペットと暮らしやすい環境が整っています。
そして、環境が整っている分、家賃は一般賃貸や上記の後付けでペット可となった賃貸よりも高い場合が多いです。
ペット可賃貸の種類はわかっても、ペット可賃貸を探すときにはどのような点に注意すればよいのでしょうか。ここでは、ペット可賃貸を探す段階に焦点を当てて注意点を解説します。
ペット可賃貸は、一般の賃貸よりも初期費用が割高になる傾向があります。 初期費用には敷金・礼金が含まれます。敷金は、ペットが住むことによって部屋についてしまう汚れや匂いなどのクリーニング代や脱臭費などにお金がかかってしまうことが多いことを理由に通常の金額よりも高くなってしまうことが多く、しかも退去時に返ってこないケースがほとんどです。
また、礼金に関しても、ペットに関する大家さんの仲裁など想定される大家さんの負担などを理由に、通常と同じかそれよりも高くなってしまう場合が多いです。
ペットか賃貸に住む時は契約前にどれくらい初期費用がかかるのか、注意すべきでしょう。
ペット可賃貸では、物件ごとに飼育ルールが設けられている場合がほとんどです。事前に細かなルールを確認しておかないと、住民同士でトラブルになって快適なペットとの生活を送れないかもしれません。
「ペット可」または「ペット相談可」と記載されている物件でも、ペットの種類や頭数、大きさなどによっては飼えないペットがいるかもしれません。
例えば、犬はよくても猫は爪とぎなどで床を傷つける可能性があるから飼うことが止されている物件、人に飛びつく可能性があるため大型犬でなく小型犬なら飼って良い物件など、物件によってルールもまちまちです。事前に注意して確認しておくべきでしょう。
特に、元からペット可でなかった物件では、動物嫌いな入居者がいる可能性もあるためペットに関するトラブルが多い傾向にあります。
共有スペースでの注意事項やマナーなど、事前に細かなところまで確認し、口約束ではなく書類などによってしっかりと決めておくべきです。
また、トラブルになった場合どのように対処するかやペットを途中で飼うのをやめた場合はどうなるかなど契約面での話もしておきましょう。
これは後付けでペット可になった物件での注意事項ですが、いつからペット可になったのか確認しておくと良いでしょう。
ペット可になってまだ日が浅い物件では、入居者に動物嫌いな人がいる可能性が高く、ペットが原因で住民間のトラブルが起こりやすい傾向にあります。
もし最近ペット可になった物件であれば、入居時に居住者に挨拶してまわるなどマナーに気を配りトラブルを未然に防ぐことを意識しましょう。
初期費用の項でもお話ししたように、入居時に支払った敷金は戻ってこない場合が多いです。
さらに、退去時にかかるクリーニング代や脱臭費が敷金を超えた場合、退去時に自己負担となるケースもあります。退去時にどこまで自分で払わなければならないのか、入居前に確認しておくと良いでしょう。
どんなに探しても理想の物件が見つからないという人に向けて、規約ではダメでもしつけや大きさなどによっては大家さんから承諾を得られる場合もあるため、一度直接相談してみるのも良いかもしれません。
ペットのサイズがわかる写真やしつけされていることが動画などを用いると効果的です。ただし、ペットか賃貸は数が少なく条件が厳しい場合も多いため、全てが理想の物件を見つけることは難しいでしょう。
一度条件を見直して、条件を緩めて探すことも考えた方がいいかもしれません。
条件に合うペット可賃貸を探した後、どんな点に注意して生活すべきでしょうか。ここでは、ペット可賃貸に住む段階での注意点について紹介したいと思います。
全てのペット可賃貸に共通して言えるのが、マナーには十分注意して生活した方が良いということです。
もしも、ペットとペット可賃貸に入居することになった時は入居時に近隣の住人に挨拶回りを行ったり、飼育ルールに記載されていなくても他の人が不快に思うようなベランダでの放し飼い、共有スペースにペットグッズを置きっぱなしにするなどの行為は避けるようにしましょう。
全てのペット可賃貸でルールを守ることは大切ですが、後付けでペット可になった物件では動物嫌いな入居者もいるかもしれないため特に注意が必要です。
共有スペースでは居住者に迷惑をかけないようケージや動物用キャリーバックに入れて持ち歩くなど、その物件のルールは必ず守ようにしましょう。
ペット可賃貸では、物件ごとにペットの種類や頭数、大きさなどに関するルールが設けられ、これを守ることもとても大切です。
ルールに違反していることがバレてしまうと、違約金の請求や退去通告などを受けてしまう場合もあるため、大家さんや住民とのトラブルを避けるためにも飼育ルールは守って生活するようにしましょう。
マナーに注意することと関係しますが、自分でできる分のトラブル対策はしておくべきでしょう。
ペット可賃貸で多いのが騒音に関するトラブルです。これに関しては、建物自体の防音性を高めることはできなくても、部屋の防音性を高める工夫をすることができます。
例えば、床にペット用の防音マットを敷いたり壁に吸音材や家具などを置いたりして、防音性を高めることもできます。
また、この次にお話しするしつけに関しても、無駄吠えしないようしつけることで騒音に関するトラブルを減らすことにつながります。
ペットをしつけて無駄吠えしないようにしたりペットがトイレを共有スペースなどでしないようにしたりすることで、ペットが原因のトラブルを減らせるでしょう。
また、ペットが夜に吠えないよう、昼にしっかり運動させて夜は睡眠をとるようにするなどペットも生活習慣も飼い主としてしつけておきたいです。
今までにお話しした注意点を守らないとどんなトラブルが起きてしまうのでしょうか。ここでは、ペット可賃貸でのトラブル例をいくつか挙げようと思います。
建物自体の防音性に問題があったり、自分でできる防音対策を怠ったりしていると、鳴き声や足音に関する騒音被害が起きてしまう場合があります。
ペットが原因で住民間で起こるトラブルの大半は騒音被害によるもので、トラブルを起こさないためにもしっかり注意しておくべきでしょう。
ペットの体臭やトイレなどの匂いによって、匂いのトラブルが起きる場合があります。ペットのトイレが臭いからといってベランダで排泄物の処理をするなど、マナーを守らない行為は近隣の住民に迷惑をかけてしまいます。
ペットの飼育ルールを違反して認められない大きさのペットを飼うことは立派なルール違反ですが、ルールの解釈違いによってルールが守られずにトラブルになることもあります。
例えば、「他人に迷惑をかけない」というルールではどこからが迷惑なのかという点は人によって認識が異なりますし、退去時の費用に関しても大家さんと入居者の間ですれ違いが起きやすいです。
ルールは事前に細かなところまで確認して、守るようにしましょう。
ペット可賃貸を探すときと住むときに注意すべき点についてお話ししました。ペットに関しては物件ごとにルールが決まっていることが多いので、そのルールに従うことが一番重要です。
また、近隣の人とのトラブルにならないように、マナーのあるしつけをするように心がけてください。ペットを飼う人も飼っていない人も心地よく生活できるようにルール・マナーをしっかり守って生活しましょう!