部屋探しをしていて格安物件を見つけたとき、「もしかしたら事故物件かもしれない…」と不安になる方も多いのではないでしょうか。しかし、物件が格安になる理由は、事故物件以外にもいくつかあります!
この記事では、事故物件の特徴や見極め方、そして事故物件以外で家賃が安くなる物件の理由をまとめました。安さを重視して、住まい探しをしている方はぜひ、参考にしてみてください!
事故物件とは?格安になる理由
事故物件と心理的瑕疵物件の違い
一般的に事故物件とは、過去に室内で事件や事故、孤独死などが発生した履歴がある物件のことを指します。
また、似た言葉として「心理的瑕疵物件」という用語もあります。近隣で事件や火災があった、近くに墓地や宗教施設、暴力団事務所があるなど、物理的な問題がなくても、住むうえで精神的負担を感じる理由がある物件のことを指します。事故物件も心理的瑕疵物件の中に含まれます。
告知義務と説明を受けられる範囲
次に、事故物件を借りる際に関係してくるのが「告知義務」です。
不動産会社や大家さんは、入居希望者が安心して判断できるよう、過去の事故や事件があった場合には契約前に説明を行う必要があります。
目安として、事故から3年程度が経過していない場合は告知義務があるとされています。
たとえ告知義務の期間を過ぎていても、質問すれば説明してもらえるケースもあります。
そのため、気になることがあれば遠慮せず確認することが大切です!
なぜ事故物件は格安になるのか
なぜ事故物件は格安で募集されるのでしょうか。
最大の理由は、心理的な抵抗感から通常の物件よりも敬遠されやすく、需要が落ちるためです。さらに、特殊清掃が必要になったり、事件のイメージが残ってしまったりすることで、物件全体の印象が下がってしまうことも要因です。
このような事情が重なり、相場と比べて家賃が20〜30%ほど安く設定されることが多いのです。中には、2割から5割ほど割引されて募集されるケースもあります。
さらに、家賃だけでなく、初期費用まで抑えられるケースもあります。具体的には、礼金や敷金がゼロに設定されたり、入居後しばらく家賃がかからないフリーレントが付いたりします。
こうした条件は、できるだけ入居者を集めたいという大家さんの工夫によるものです。借り手が見つからず空室が長引けば、家賃収入にも影響が出てしまいます。そのため、大家さんは家賃を下げることで、少しでも早く入居者を見つけようとするのです。
このように、事故物件が格安になる背景には複数の理由があります。仕組みを理解しておくことで、自分にとって納得のいく選択ができるようになりますよ。
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事故物件を見極める方法とは?
事故物件を検討するときに重要なのが「どう見極めるか」です。
ここでは、あなたが気になった物件が事故物件かどうかを確認するための具体的な方法を紹介します!
周辺相場と条件を比べる
まず、事故物件を見分ける一番シンプルな方法は、周辺相場と比べることです。
同じエリア・似た間取りの物件よりも、明らかに2割から3割以上安い場合は、何らかの理由があると考えられます。
もちろん、必ず事故物件とは限らないので、相場との差が大きい物件は理由をきちんと確認することをおすすめします。
特記事項や条件欄を確認する
次にチェックしたいのが、物件情報に記載されている特記事項です。
「告知事項あり」「心理的瑕疵あり」などと書かれている場合には、過去に事故やトラブルがあったことを示しています。
また、賃貸条件の中で、フリーレントや定期借家契約など、通常より特典が多く設定されている物件にも注目してみましょう。こうした特典は、大家さんが早めに入居者を確保したいと考えて設定しているケースが多いです。
リフォームや間取りの違和感
物件の写真をよく見てみるのも一つの方法です。
浴室や一部の部屋だけが極端に新しくリフォームされている場合、過去にその場所で事故があった可能性が考えられます。
もちろん、ただ改装しただけというケースもあるので、理由が気になるときは不動産会社に確認してみると良いでしょう。
ネット検索で過去の情報を調べる
物件名や住所をインターネットで検索してみるのも有効です。
ニュース記事や過去の入居者の声から、事故物件だったと判明することも。
ただし、ネット上には古い情報や誤った噂も含まれているため、参考程度にとどめ、不動産会社の確認を優先しましょう。
直接確認することが大切!
最も確実な方法は、不動産会社や大家さんに直接聞いてみることです。
法律上、過去の事故から一定期間が経過していて告知義務がなくても、質問すれば説明してもらえる場合があります。
疑問が残ったまま契約してしまうと、後々、不安な気持ちを抱えながら暮らすことになりかねません。納得のいく物件に出会うためにも、気になることは率直に尋ねることをおすすめします。
格安物件=事故物件じゃない!
安くなる理由と注意点
ここまで事故物件を見極める方法を紹介してきましたが、賃貸市場には事故物件以外の理由でも家賃が大きく下がる物件が数多く存在します。
「安い=事故物件」とは限りません。
実際には、事故物件以外にも相場より安く借りられるケースはいくつもあります。ここでは、その代表的な例をいくつか見ていきましょう!
利便性に課題がある物件
駅から遠かったり、周囲に商業施設が少なかったりと、利便性に課題がある物件は、相場より安く設定されることが多いです。
毎日の移動や買い物で多少の不便さを受け入れられる方には、コストを抑えられる狙い目の物件ですよ。
建築から何年も経っている物件
築年数の古さは、家賃を下げる大きな要因です。
ただし、最近はフルリフォームされた物件も多く、室内がきれいで快適な場合もあります。
見た目だけで判断せず、内見で実際の状態を確認することが大切です。
間取りや広さに特徴がある物件
部屋の広さがコンパクトすぎたり、家具を置きにくい形だったりすると、敬遠されることがあります。しかし、使い方によっては快適に暮らせる場合もあり、安く借りられるポイントになります。
設備が最新ではない、
または共用タイプの物件
トイレやお風呂が共用、または室内に洗濯機置き場がないなど、水回りの設備が古い物件は、相場よりも安い傾向にあります。工夫次第では十分快適に暮らせるため、コスト重視の方には魅力的に感じられるかもしれません。
音が気になる立地の物件
線路沿い、高速道路のそば、繁華街の近くなど、音が気になるエリアでは、家賃が抑えられることが多いです。
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安さを優先するときの注意点
このように、家賃が安いからといってすべてが事故物件ではありません。
しかし、安さだけで判断すると、生活のしやすさに影響する場合もあります。
そのため、内見の際は周辺環境や部屋の状態をしっかり確認することが欠かせません。
また、契約更新時に家賃が戻るケースもあるため、長期的な条件を事前に確認しておくと安心です。
まとめ
事故物件には家賃が相場より安く借りられるという大きなメリットがあります。
一方で、家賃の安さには理由があるため、事故物件かどうかを確認する方法を知っておくことが大切です。
立地条件や築年数など、格安物件が安くなる理由はさまざまですが、その理由が納得できる物件を見つけることができたなら、それは自分にとってお得な格安物件となるでしょう。
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