ペットとの暮らしは、日々に癒しを与えてくれます。
しかしその一方で、賃貸物件だと「床に傷が付いてしまった」「汚れが残ってしまった」など、退去時の原状回復費用が高額になってしまうケースも少なくありません。
さらに、注意したいのは、フローリングがペットに与える負担です。そのため、日頃からの床対策が重要となります。
この記事では、原状回復やフローリングがペットに与える影響の観点から、賃貸物件でも可能な床の傷・汚れ対策のポイントと、おすすめの床対策についてご紹介します。
賃貸でペットと暮らす際は
床対策をしよう!
犬や猫、小鳥など、種類によってさまざまですが、ペットと一緒に暮らしていると爪・牙・くちばしなどで床に傷が付くことは珍しくありません。
さらに、トイレの失敗や食べこぼし、散歩帰りの土汚れなどで、落ちにくい汚れが付いてしまうことも。
これはペットと暮らすうえで避けて通れない問題のため、事前の対策が重要となります!
原状回復費用が高額に…?
退去時に備えた対策を!
ペットと暮らすなかで付いた床の傷や汚れは、退去時に高額な原状回復費用に繋がることがあります。
「原状回復」とは、退去時に壁や床、柱などを入居前の状態に戻すことを意味します。
一般的に、経年劣化による傷や汚れは入居者の負担になりません。しかし、ペットによる傷や汚れは、経年劣化として扱われないケースが多く、原状回復費用を支払う必要があることも。
物件によって原状回復の基準や負担額は異なりますが、ペット可物件でも油断は禁物。
思わぬ出費を防ぐためにも、日頃からしっかり床の対策をしておくことが大切です。
床の修繕ってどのくらいかかる?
原状回復費用の相場をチェック!
原状回復の対象には、壁や柱、畳の傷・汚れ、ペットのにおいなど、様々なものがありますが、ここでは「床の原状回復費用」に着目してご紹介します。
一般的な賃貸物件で、床の原状回復の費用相場は以下の通りです。
フローリングの張替え
1畳あたり 2~6万円前後
フローリングの傷補修
1㎡あたり 8千〜3万円前後
畳の張り替え
裏返しや表替え:1畳あたり 4~5千円前後
新調:1万円前後
クッションフロアの張り替え
1~6万円前後
カーペットの張り替え
1畳あたり 8千〜1万5千円前後
タイルカーペット
1畳あたり 1万円前後
このようにいずれの場合でも、お部屋全体の修繕となると数万円単位の費用がかかるのが一般的です。
また、退去時は引っ越し代や新居の初期費用なども重なり、出費が多くなりやすいです。そのため、経済的な負担を軽くするためにも日頃の床対策は重要だと言えるでしょう。
フローリングは
ペットの足腰にも負担がかかる?
日本の賃貸物件ではよく見られるフローリングですが、実はペットの体にとって負担が大きく、けがやストレスの原因になることがあります。
本来、犬や猫などの動物は、土や草の上など自然な道を歩くように進化してきました。
そのため、滑りやすいフローリングの上では踏ん張りがききにくく、転倒の恐れや関節のダメージに繋がりやすいのです。
さらに、足腰に負担がかかると、無理な歩き方になってしまい、体だけでなく精神的なストレスにも。こうしたストレスは、病気や行動異常の原因になる可能性があります。
爪切りや掃除を徹底しているから傷や汚れがつく心配はない、という場合でも、ペットの健康のために床を工夫することは重要です。
大切な家族であるペットが健やかに過ごせるよう、床の対策を行いましょう!
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賃貸で床対策をする
3つのポイント!
賃貸物件でペットと暮らすなら、床の傷防止対策としてもペットの負担軽減としても、床への対策は欠かせません。
では、どのような視点で対策を考えればよいのでしょうか。
ここでは、実際に床対策を行ううえで意識したい3つのポイントをご紹介します。
ペットの種類に合った傷対策を!
床の傷対策を考える時、まず大切なのは一緒に暮らしているペットの種類に合わせることです。
例えば、犬と猫は体格が似ていて爪や肉球を持つ動物ですが、動き方や行動パターンは全く違います。
犬はフローリングで滑りやすく、関節への負担が大きくなりやすく、一方で猫は、高いところに登ったり飛び降りたりと、爪を立てる動きが多いです。
そのため、犬は滑り防止、猫は爪とぎによる傷の防止がより重要になると言えるでしょう。
このように、必要なアイテムや対策方法も変わってくるのです。
そのため、対策グッズを選ぶときは、説明書きや対象をしっかりチェックし、一緒に暮らしているペットに合ったものかを確認しましょう!
におい対策もできると安心!
床の対策では、爪による傷に着目されがちですが、可能であれば傷だけでなく「におい対策」もできるアイテムを選ぶことがおすすめです!
ペットと一緒に暮らしていると、飼い主自身はにおいに慣れてしまって気づきにくいですが、エサや排泄物などのにおい、体臭など、動物特有のにおいが室内に移ってしまいます。
におい移りは壁のイメージが強いかもしれませんが、実は床にも移りやすいのです。
特に、ペット用トイレやごはんスペース周辺の床には臭いが移りやすく、退去時に張り替えが必要になる可能性があります。
そのため、床対策のアイテムを選ぶときは、傷だけでなくにおい対策にも注目してみましょう!両方に対応しているものを選べば、より安心してペットとの生活を楽しめますよ。
ペットにやさしいものを選ぶ!
これまでにご紹介してきたように、床の傷・汚れ・におい対策は重要ですが、どんな対策アイテムでも良いというわけではありません。
一番大切なのは、ペットにやさしいものを選ぶことです。
市販されている床対策グッズの中には、人間の生活には便利でも、ペットにとっては負担になるものもあります。
例えば、表面がツルツルして滑りやすい素材のマットは、かえって足腰へのダメージを大きくしてしまうことも。
家具や生活汚れに対応した床材やシートはたくさんありますが、すべてがペットの安全に配慮されているとは限りません。
選ぶ際は、「ペット用」と明記されているものや、滑りにくさ・素材の安全性などをしっかり確認することが大切です。
大切な家族であるペットの健康を守るためにも、安心して使えるものを選びましょう。
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賃貸でもできる!
おすすめの床対策アイテム
ここからは、ペットと快適に暮らすための具体的な床対策の方法をご紹介します。
一緒に暮らしているペットの種類や性格、お住まいのお部屋の床素材・間取りを照らし合わせながら、ご参考にしてください!
フローリングマット
ペット向けのフローリングマットは、傷・汚れ防止と、足腰への負担軽減の両方をカバーできるアイテムです。
加えて、水洗いができるものや抗菌効果のあるもの、騒音防止効果があるものなど、多機能な商品も増えており、ライフスタイルに合わせた選び方ができます。
また、タイル式のマットであれば、汚れた部分だけを取り外して交換できるので、お手入れも比較的簡単です。
デザインやサイズのバリエーションも豊富なので、お部屋の雰囲気や間取りに合わせて自由に組み合わせられるのも魅力です。
ただし、お部屋全体をマットで覆うには工夫が必要。
多くは長方形やタイル型なので、全面カバーしようとするとサイズ調整が手間に感じることもあります。
とはいえ、ペットがよく過ごすスペースだけに敷くなど、部分的な使用でも十分に効果は発揮されるでしょう。
クッションフロア
クッションフロアは、一般的にトイレや洗面所、キッチンなどの水回りの床に使用されることが多い、防水性の高いビニール素材の床材です。
撥水性に優れているため、汚れやにおいを防ぎやすい特長があります。
さらに、ペット用に販売されているタイプは滑りにくい加工が施されているものが多く、足腰への負担も軽減してくれます。
傷・汚れ・においなどのトラブルを幅広くカバーすることが可能です。
フローリングマットと同様、お部屋全体に敷くのは難しい場合でも、トイレの周りやごはんスペースなど、部分的に取り入れるだけでも効果は大きいですよ。
カーペット
お部屋の雰囲気を崩さず、インテリアとしても楽しめるカーペットは、ペットとの暮らしにも優しいアイテムです。
フローリングに比べて滑りにくく、足腰への負担も軽減できるため、ペットの快適性を高めることができます。
さらに、カーペットにはほこりを吸着して舞いにくくする効果もあり、ハウスダストなどを気にされている方にとっても便利です。
ただし、ペットと一緒に暮らす場合は、汚れやにおいが染み込みやすいため、洗濯機で丸洗いできるものや撥水・防臭加工のあるカーペットを選ぶと安心です。
また、毛足の長いカーペットは、ペットの毛が絡まってしまう恐れがありますので注意しましょう。
滑り止めスプレー
ペットの足腰への負担を軽減させるアイテムとして人気なのが、滑り止めスプレーです。
スプレーには主に2種類あり、「ペットの足裏に直接吹きかける」タイプと「床に吹きかける」タイプがあります。
足裏に直接吹きかけるタイプは、床だけでなく棚の上や階段など、ペットが移動する可能性がある場所で効果を発揮できるのが特長。
転倒防止につながるため、歩くことにまだ慣れていない生後間もないペットや、高齢のペットにもおすすめで、他の対策と組み合わせると安心感が高まります。
一方、床に吹きかけるタイプは、賃貸物件によっては禁止されているケースがあるため、事前に確認を取りましょう!
また、選ぶ際には必ず「ペット用」と明記された安全な商品を選びましょう。
なお、ペット用のスプレーは、ペットが舐めても害がないように作られていますが、一般向けのスプレーには、ペットにとっては有害な成分が含まれている可能性があります。
ペット対応のワックス
一度の使用で長く効果を保ちたい方は、ペット対応のワックスがおすすめです。
床全体をコーティングすることで、傷や汚れ、においを防ぐと同時に滑り止め効果も期待できます。
スプレーよりも効果の持続期間が長く、お部屋の間取りに関係なく全面に使用しやすいので、隅々までカバーしたい場合にぴったりです。
ただし、滑り止めスプレーと同様、賃貸物件によってはワックスの使用が禁止されていることもあります。
禁止されている物件で使用すると、ワックスが原因で原状回復費用を支払うことになる可能性も。こちらも使用する前に確認しましょう。
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まとめ
本記事では、賃貸物件でペットと一緒に暮らす際の床対策についてご紹介しました。
賃貸物件を退去する際、汚れや傷がひどいと原状回復費用を支払う必要があります。そのため、日頃から傷や汚れ、においなどの対策が必要です。
また、フローリングはペットの足腰に負担がかかりやすく、ストレスやけがにも繋がります。
床用の対策アイテムを取り入れて、快適な暮らしを実現しましょう!
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