

初めての一人暮らしだと、わくわくする一方で「どんなお部屋を選べばいいの?」と不安を感じる方は少なくないかと思います。
そのような時に重要になるのが、実際にお部屋を見ることができる「内見」です。しかし、どこをチェックすればいいのか、どんな準備が必要なのか、わからないこともありますよね。
内見を適当に済ませてしまうと、入居してから「こんなはずじゃなかった……」と後悔することも。
そこで本記事では、一人暮らしの内見時にチェックすべきポイントや、必要な持ち物、内見当日の流れについてご紹介します。しっかり準備して、後悔のないお部屋選びをしましょう!
内見までに準備すること
一人暮らしするお部屋を決める際、内見は重要なステップのひとつです。事前準備をしっかりと行うことで、スムーズにお部屋を比較することができ、見つけやすくなります。
本章では、内見までに事前準備しておいたほうが良いことについてご紹介します。
インターネットで候補を絞る
内見はお部屋を1つずつ細かい部分を見て回るため、1日に複数件行うことは難しいです。
たとえば、焦って1日に5件以上の内見を入れてしまうと、確認漏れが出てくる可能性があるので注意が必要です。
そのため、不動産会社のサイトを活用して、内見の前にある程度お部屋の候補を絞っておくことがおすすめです。具体的には、エリア・家賃・設備・築年数などの条件を基に、気になるお部屋を3〜5件ほど決めておきましょう。
チェックリスト・比較リストを用意
内見時に物件で確認する要綱をまとめたチェックリストと、物件ごとに各項目(バス・トイレ、周辺環境など)を比べることのできる比較リストを用意しましょう。
チェックリストは、主に各物件のお部屋や周辺環境などの、ご自身が重要視する点をまとめ、内見時に確認漏れがないようにするためのリストです。
比較リストは、何件か内見を行った後に、どの物件が最も希望条件に当てはまっているかを判断するためのリストです。
特に、「日当たり」「コンセントの位置」「水回りの清潔さ」など、住み始めてから気づきやすいポイントをリストに追加するのがおすすめです!
家具・家電の寸法を測る
引っ越した後のお部屋に置きたい家具や家電がある場合は、事前にその寸法を測っておきましょう。
特に、ベッド・冷蔵庫・洗濯機など大きな家具・家電などの寸法を測っておくことで、入居時にどのようなレイアウトになるか、家具・家電の配置はどうするかのイメージが付きやすくなります。
寸法を測っておかないと、実際に引っ越した際に思うように家具・家電が配置できず、お部屋作りに難航する可能性があるため余裕を持って準備しておくと安心です。
内見時にチェックするポイント
本章では、内見の際にチェックしておきたい具体的なポイントをいくつかご紹介します。チェックリストを作成する時の参考にしてください!
また、一人暮らしだと内見もひとりで行くイメージがあるかもしれませんが、実は複数人で内見することも可能なのです。
ご自身以外の誰かと一緒に内見することで、確認漏れを防げたり、違う視点でお部屋を見たりすることができるので、可能なら知人に付き添ってもらうのがおすすめです。
周辺環境
まず、物件に向かうまでの道中では周辺環境を忘れずにチェックしましょう!例えば、最寄駅からの距離・夜道の明るさ、スーパーマーケット・コンビニエンスストア・病院の有無、騒音や治安の良し悪しなどが挙げられます。
周辺環境のチェックでおすすめの時間帯は、明るい時間よりも夕方から夜にかけてです。この時間帯は、実際の住環境や地域の雰囲気をより知ることができますよ。
物件の共有スペース
物件に到着したら、共有スペースを確認しましょう。マンションやアパートのゴミ捨て場・エントランス・廊下などの共用スペースが荒れていると、管理が行き届いていなかったり、住民とのトラブルが起きる可能性があったり、ストレスを感じるかもしれません。
また、近くの部屋にどのような住民が住んでいるかも併せて確認しておくことがおすすめです。ベランダが荒れている、物音が気になるなどの点が見受けられた場合は要注意です。
セキュリティ
セキュリティ面も物件選びをする際のポイントになります。セキュリティ面を重視する方は、玄関の鍵の形状やインターホン、オートロック機能が付いているかを確認しておきましょう。
鍵の形状はディンプルキー(表面に窪みが沢山ある鍵)だと、ピッキングがされにくく、複製もメーカーに発注する必要があるため安全な鍵だと言えます。
また、物件の外のセキュリティもチェックしておきましょう。ポストに鍵がかけられるか、共用スペースに防犯カメラがあるか、2階以上のお部屋に住む場合でも窓やベランダに繋がる足場がないかを確認すると安心です。
リビング・キッチン
リビングでは、お部屋の広さやコンセントの位置、電波状況をチェックしましょう。コンセントの有無は家具・家電のレイアウトに大きく影響するため、しっかりと見ておくことが大切です。また、照明機能の確認やカーテンレールの計測も内見時に行うことがおすすめです。
キッチンでは、コンロの数やガスレンジの規格、シンクの広さを確認しましょう。特に、自炊をする方はキッチンに調理器具や調味料などを置くスペースがあるか、収納スペースの広さなども確認すると、自炊がしやすいです。
さらに、室内全体のチェックポイントとしては、ドアや窓がきちんと開閉できるか、床が傾いていないか、床・壁に傷が付いていないかが挙げられます。また、搬入時のトラブルを防ぐために、エレベーターのサイズや廊下やドアの幅などの搬入経路も確認しておきましょう。
バス・トイレ
バス・トイレでは、水道が既に通っている場合、水の水圧や流れ方、排水の以上・異臭がないかなどを確認しましょう。
また、水道が通っていない場合でもシャンプーなどを置くスペースや収納スペースの有無、換気扇や小窓の有無を確認しておくことがおすすめです。さらに、水回りはカビが発生していないかもチェックするのがポイントです。
ブレーカーの電圧
意外と見落としがちなのが、ブレーカーの電圧の確認です。契約している電気のアンペア数は確認しておきましょう。ブレーカーは玄関の上やシューズボックスの中などにあることが多いです。
一人暮らしでは20アンペアか30アンペアが基本です。電化製品の数や強さによって異なりますが、ブレーカーが落ちることが不安な方は30アンペアを選んでおくと安心です。
また、アンペア数が大きいほど、その分基本料金が上がってきます。個人によって普段の生活でどれほど電化製品を使用するか異なるため、不動産会社のスタッフと話し合っておきましょう。
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内見時にあると便利なもの
内見時に持っていくと便利なものがいくつかあります。以下のものが有るか否かでは内見で確認できることが変わってくるため、なるべく準備しておくことがおすすめです。
メジャー
メジャーは内見時に必須だと言えるでしょう。間取り図で大体の広さや寸法は確認できますが、家具・家電の配置をイメージするためにはメジャーが必要です。特に、冷蔵庫や洗濯機を置く場所は図っておくと良いでしょう。
また、用意するメジャーは部屋全体の計測ができる3メートル以上の長さがあるものがおすすめです。内見を一人で行う場合は、一人でも扱いやすい金属製のメジャーを選ぶと、より正確に計測しやすいです。
間取り図
間取り図があると、お部屋や設備の全体像がわかりやすく、高さや幅がどうなっているか、間取り図と実際のお部屋に違いがないかを比較しながら内見ができます。
また、お部屋全体の基本情報を確かめることができるのに加えて、そのお部屋の寸法を測り、書き込むことができるためメモ帳として使うこともできますよ。
スマートフォン
スマートフォンを使って、お部屋・建物の外観などを写真や動画で残すことができます。また、近年はコンパスのアプリがあり、部屋の向きや方角をご自身でも確認することが可能です。
さらに、ライトを用いれば夕方や電気が通っていないお部屋の内見でも、詳しくお部屋を見ることができます。不動産会社のスタッフと連絡を取るために必要になることがあるので、充電切れには注意です。
その他
ここでは、上記以外にも内見時にあると便利なものをご紹介します。
ビー玉
ビー玉は床が傾いているかどうかを調べるのに役立ちます。これに関しては丸くて転がりやすい物であれば良いため、リップクリームなどでも代用できます。床の傾きは長期的に見ると体への影響にも関連するため、しっかりと内見時に確認しておきましょう。
スリッパ・予備の靴下
スリッパや予備の靴下は、クリーニングが済んでいるお部屋、清掃前のお部屋のどちらでも使用できます。これに関しては、不動産会社から借りられる場合もあります。
身分収入証明
その日に契約を結ぶ場合は、身分収入証明が必要となります。用意するものは主に、顔つきの証明書、健康保険証、収入証明ができるものです。当日中に契約することを視野に入れている方は、事前に準備しておくと便利です。
筆記用具
筆記用具は相談中や内見時にメモを取ったり、契約の際に使用します。忘れてしまった場合は、不動産会社のスタッフに頼めば借りられますよ。
内見当日の流れ
本章では、一般的な内見の当日の流れについてご紹介します。不動産会社によって異なる点がありますが、おおよそは以下の通りの流れとなっています。
不動産会社に行く
まずは前もって予約しておいた不動産会社に行きます。
この時、時間が指定されている場合は、時間通りに行きましょう。特に、引っ越しシーズンである2〜3月は、内見の予定が沢山入っていることが多いです。時間に遅れてしまうと内見ができなくなったり、早く行き過ぎると長時間待ったりしてしまうかもしれません。
担当者との打ち合わせ
不動産会社に到着したら、その日の内見を担当するスタッフとの打ち合わせを行います。
この時に改めて、部屋探しをするうえで重要視するポイントなどを伝えておきましょう。また、インターネットで気になった物件があれば、この時に伝えることがおすすめです。
なお、担当者との打ち合わせは場合によって異なるものの、30分程度になることが一般的です。
物件を訪れる
打ち合わせが終わった後は、担当者とお部屋の内見を行います。移動は、近場であれば徒歩で、少し距離のある場合は不動産会社が所有する車で向かうことが一般的です。
この移動中に、物件に向かうまでの周辺環境をチェックしておくと良いでしょう。
部屋の状態・設備の確認
お部屋の内見が始まったら、まずは担当者の説明を聞くことがおすすめです。
屋を自由に見て回る時間があります。この時に用意しておいたチェックリストを使って、そのお部屋の設備・状態を確認し、希望条件に当てはまっているかを確認します。
同伴者がいる場合は、確認漏れがないかを一緒に見てもらいましょう!
不動産会社に戻り相談
内見が終わった後は担当者とともに不動産会社に戻り、今後の相談を行います。内見したお部屋の中で希望に合ったお部屋があれば、ここで契約を決めます。
また、その日に内見したお部屋で納得のいくお部屋がなかった場合は、その旨を伝え他の候補を探しましょう。
無理に当日中に決める必要はありませんが、人気物件の場合は悩んでいるうちに入居者が決まってしまうといったケースも少なくないため、希望に合うお部屋があれば早めに決断するのがポイントです。
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まとめ
本記事では、一人暮らしの内見時のチェックポイントや準備しておくもの、内見当日の流れをご紹介しました。
内見の際は事前準備をしっかり行い、当日はチェックリストを活用して比較検討すると良いでしょう。
特に、内見時にチェックするポイントで挙げた項目は確認しておくことがおすすめです。納得のいくお部屋を選ぶことで、快適な一人暮らしをスタートさせましょう!
一人暮らしのお部屋探しに不安を感じている方は、「部屋まる。」にご相談ください。
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