

お部屋探しをする際、「木造」「鉄骨造」「コンクリート造」といった用語を目にしたことはありませんか?
これは建物の構造を表す言葉で、お部屋の耐久性や防音性、通気性がそれぞれ異なっているので、賃貸物件を選ぶ際に知っておきたい情報のひとつです。
これらの構造のなかで、家賃を安く抑えたい方におすすめなのが「木造」アパートなのです!しかし、木造アパートには「寒そう」「音漏れが心配」など、ネガティブなイメージがあることも事実。入居後に後悔しないためにも、木造アパートのデメリットは事前に把握しておきたいですよね。
そこで本記事では、木造アパートのデメリットとメリット、快適に過ごすポイントについてご紹介します。
知っておきたい
木造アパートのデメリット
本章では、木造アパートのデメリットについてご紹介します。
木造アパートには魅力的なポイントもありますが、事前にデメリットを把握しておくことで、お部屋選びの参考にしたり、あらかじめ対策を立てたりすることができます。
また、実際の住み心地をイメージしやすくなるので、入居後の思わぬトラブルを防ぐことにも繋がります!
防音性が低い
木造アパートは、鉄骨造やコンクリート造の建物と比較して、防音性が低いという特徴があります。そのため、お部屋によっては隣室や上下階の生活音が聞こえてくることも。
とくに防音性を気にする方は注意が必要です。
ただし、防音性が低いといったデメリットは、すべての木造アパートに当てはまるわけではありません。部屋の間取りや使用する建材、周辺環境によっては、騒音や音漏れがあまり気にならない場合もあります。
気密性が低い
木造アパートのデメリットのひとつとして、気密性が低いことが挙げられます。木造アパートは柱や壁の間に隙間があるのです。
そのため、エアコンが効きにくく、鉄骨造やコンクリート造の建物と比べ、温度調整が難しい事があります。エアコンの効きが気になる場合は、床や壁に断熱効果のあるシートを貼るのがおすすめです。
害虫発生のリスク
前項でもご紹介しましたが木造アパートは、壁や柱の間に隙間があるため、他の構造の建物より害虫が発生するリスクが高いというデメリットがあります。
とくに、ゴミ置き場が近いお部屋や1階のお部屋は、隙間や排水溝から虫が侵入する可能性があります。
そのため、害虫対策をしっかり行うことが重要です。例えば、防虫剤や殺虫剤を使用したり、侵入経路となる玄関や窓の隙間を塞ぐことが挙げられます。
また、ゴミを放置しない、こまめに掃除・換気をするといった対策も効果的です。
耐震性が低い物件も
1981年6月以降に建てられた木造アパートは、旧耐震基準に基づいて建築されているので耐震性が低い可能性があります。
旧耐震基準は「震度5程度の地震で倒壊しない」というのが基準です。それに対し、現在適用されている新耐震基準では「震度6強〜7までの地震で倒壊しない」ことが基準に変更されています。
そのため、耐震性を重要視する方は、1981年6月以降に建てられた木造アパートがおすすめです。
また、2000年6月には、木造建築物の耐震基準を見直す法改正が行われています。より耐震性に優れたアパートをお探しの方は、2000年6月以降に建てられたアパートを選ぶと良いでしょう。
実は魅力的な
木造アパートのメリット
前章では、木造アパートのデメリットをご紹介しましたが、実はメリットもあるのです。本章では、木造アパートのメリットについてご紹介します。
「木造」というだけでお部屋選びの候補から外してしまうのは、少しだけもったいないかもしれません。
木造アパートのメリットを把握することで、お部屋を探す際の選択肢を広げてご自身にぴったりのお得な部屋を探しましょう!
家賃が安い
木造アパートの大きなメリットのひとつは、家賃が安いことです。木造アパートは鉄骨造やコンクリート造の建物より建設コストが安いため、家賃も安くなる傾向にあります。
それに伴い、家賃を基に算出される敷金・礼金なども抑えられるので、月々の家賃はもちろん賃貸借契約時にかかる初期費用も安くなるといった経済的なメリットがあるのです。
通気性が良い
木造アパートは、柱や壁に隙間を空けて建てられているので、通気性が良く、湿気や熱が部屋にこもりにくいという特徴があります。
加えて、木材には水分や湿気を吸収・放出しやすい性質があるため、夏の暑い時期でも比較的涼しく過ごしやすいです。また、冬も結露が発生しにくい点もメリットです。
空間を広く使える
鉄骨造やコンクリート造の建物は、構造上、天井や壁に梁・柱の凹凸が多くなります。
これに対し、木造アパートは梁・柱が室内に影響することが少ないため、圧迫感がなく空間を広く使うことができます。
また、壁の出っ張りがないため家具の配置もしやすく、デッドスペースも少なくなります。
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木造アパートで
快適に過ごすポイント
木造アパートでデメリットをカバーし、快適に過ごすためには、選ぶお部屋や入居後の対策にポイントがあります。
本章では、木造アパートで快適に過ごすポイントについてご紹介しますので、木造アパートへの入居をお考えの方は、ぜひご参考にしてください!
騒音を感じにくいお部屋を選ぶ
木造アパートは防音性が低いため、騒音を感じにくいお部屋を選ぶことがおすすめです。
例えば、角部屋や最上階は隣接するお部屋が少ないため、隣人や上階の住民の生活音が気になりにくいと言えます。
また、生活スペースの周りに水回りや収納スペースがある物件は、一般的な木造アパートに比べて生活音が聞こえにくいという特徴があります。防音性が気になる方は、物件全体の間取りを確認し、隣のお部屋と生活スペースが隣接しないアパートを選ぶと良いでしょう。
他にも、壁材に遮音材を使用しているアパートや、窓枠に遮音性が高いサッシを使用しているアパートは、比較的防音性が高いです。
防音対策をする
木造アパートに入居する際は、防音対策を行うと快適に過ごしやすいです。
例えば、厚手のカーテンやカーペットを敷くと、音を吸収してくれるので音漏れがしにくくなります。他のお部屋と隣り合う壁に、クローゼットや本棚などの大きな家具を設置することも効果的です。そうすることで、音の反響を抑えることができます。
また、ドアや窓の隙間を塞ぐためのテープも使用することもおすすめです。音漏れを防げるだけでなく、すきま風や害虫の侵入を防ぐこともできますよ!
リフォーム・リノベーション物件も
おすすめ
近年では、木造アパートであってもリフォーム・リノベーションされ、きれいになった物件もあります。これらの物件は、新築・築浅物件よりも家賃が安く、デザインや間取りの自由度が高いことから、若者を中心に人気が高まってきています。
また、築年数が古い建物でもリフォーム・リノベーションされた建物であれば、耐震工事が行われている場合が多いので耐震性の面でも安心できるでしょう。
加えて、木造の古民家をリノベーションした物件やおしゃれなデザイナーズ物件も人気があります。リフォーム・リノベーションされた木造アパートは「家賃は安く抑えたいけれど、おしゃれなお部屋に住みたい」という方にぴったりの物件ではないでしょうか。
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まとめ
本記事では、木造アパートのデメリットとメリット、木造アパートで快適に過ごすポイントについてご紹介しました。
木造アパートは防音性や気密性が低いなどのデメリットがありますが、家賃が安く、通気性が良いといったメリットもあります。
お部屋選びで失敗しないためには、木造アパートのデメリットやメリットをきちんと把握して、事前に対策を立てておきましょう!
騒音や音漏れ、建物の耐久性など、木造アパートのデメリットが気になる場合は、内見の際にチェックしておくと安心です。
ご自身に合ったお得なお部屋をお探しの方は、ぜひ「部屋まる。」へご相談ください。
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